人生80年時代の生涯生活設計(10)〜高齢化社会で積極的な生き方を実践されている先輩のご紹介〜 |
これまで高齢化社会での個人の生き方について、「意識改革・経済生活・交友関係・生きがい」をキーワードに、
1.就業機会や所得補償を確保するための計画的な職業能力の開発
2.介護と子育て支援ができるための健康維持
3.生涯学習・ボランティア・情報発信などを通じた学習や社会参加
4.個人の自助努力で生きがいをめざす意識改革
を提案してきました。
そして、61歳〜70歳頃(いわゆる初中老期)の第2の社会参加として、「就業維持」と「楽しみと生きがい欲求の充足」を掲げました。
そんな年代で積極的な生き方を実践されている方々は数多くいらっしゃいます。今回ご紹介するのは、文芸社より、「さぁ。歩きましょう」という書名のエッセイ集を出される若勇康仁さんです。若勇さんは、筆者のサラリーマン時代の先輩です。事務機直販の大先輩として、セールスのいろはをご指導いただきました恩人でもあります。定年後、ご自宅で悠々自適に過ごされているとばかり思っていましたが、足かけ7年間もエッセイ教室に通学され、毎月二編、時々のテーマで約百編ほどを発表されたとのことです。
そのような文芸活動の中から、今回三十四編を選んで、エッセイ集「さぁ。歩きましょう」を出版することになったと、若勇さんご自身から伺いました。
オビの文書には、「家庭への軟着陸と地域社会への土着化をどうする」とのタイトルで、
〜定年でカイシャ、仕事から解放されて、わが住みか、地元に戻ってみると知っているはずのご近所のこと、まるで知らない、分らない。そこで飼い犬に曳かれて公園デビューを、なじみの一杯飲み屋つくりを、人並みにNPOを、ボランティアも・・・。そんなこんなの定年後のくらしを書き綴ったエッセイ集。『地域社会への軟着陸』、『家族の風景』の章立てのエッセイ34編を収録〜
とあります。
本書は、四六判・並判・298頁 定価1,575円(税込)で、2007年10月に全国書店で発売されます。同じ世代を生きる方々をはじめ、一人でも多くの皆さんに本書を手にしていただき、人生の先輩の積極的な生き方に思いを馳せていただきたいと念願しています。