脳と未来予測:無意識に働く脳の偏り
3ProTV「Wisdom Colledge」より、知恵をシェアリングする学びについて紹介します。「脳と未来予測」についての内容です。
lesson3
Ref.脳と未来予測(ジャン・ドンソン、장동선 박사)
1. 脳の本能
- 脳の本能、科学的思考をしない
- 脳が無意識に判断することと実際に起こるものとの間に違いがある
- 脳の視覚神経回路(1)意識的に判断する回路(2)無意識的に判断する回路(e.g. Blind Sight実験)
2. 私たちはなぜ占星術、四柱命理、タロットなどを信じるのか?
- 人類が長い間未来を予測してきた方式:占星術、タロット、四柱命理 → 世界に偶然のこと、起こるもののパターンを探し、これに意味を与える
- 脳の働き方:数多くの信号からパターンを見つけて意味を引き出す
- 科学的方法論の方法:世界に起こる偶然を法則にしたい
- 人間が占星術を信じる理由は、脳の働き方が占星術の方法と似ているからではないだろうか?
- 人間の脳は不確実性の中で確実なものを探し、これを信じようとする本能がある
- どんな種類の神託、予言があっても、それはすべて脳が解釈したもの
- したがって、私自身の判断と選択、最終的には「自分を知ること」が未来を知る上で最も重要なものです。
※アポロン神殿の入口に刻まれている言葉
汝自身を知れ(なんじじしんをしれ)
ギリシア語: γνῶθι σεαυτόν(グノーティ・セアウトン)
3. 脳は未来の予測機械であるか。
- 脳は今まで生き残るために「未来予測マシン」に発展してきた。
- 脳の未来予測能力は過去のデータから来る
- 分類とパターン認識、分析を通じて重要なデータのみを残し、これに基づいて変化を認識し、未来予測を行う ⇒ これが「学習」であり、これを通じて「脳内のモデル」を作っていく
- 脳は変わらない「アンカー」を必要とするので、ずっと学習してモデルを作っていくこと
- 人間の脳は「他の存在」を通じて学習する。他人の脳と繋がった状態で「集団知性」を形成することもある
- 脳が未来を予測する方法はすぐに、不確実な中で確実なものを作る過程
4. 無意識に働く脳の偏り
- バーナム効果(Barnum effect)or フォアラー効果(Forer effect)
誰にでも当てはまるような一般的な性格や特徴を表した記述に対して、自分に当てはまる内容だと思い込んでしまう心理的現象のこと。
- ハロー効果(halo effect)or 後光効果
ある対象を評価するとき、その一部の特徴的な印象に引きずられて、全体の評価をしてしまう効果のこと。
- 過去を通じて未来を予測しようとする傾向によって簡単に何かを信じてしまう。
- 脳の偏向を克服できるようにする鍵「確率論」
- モンティ・ホール問題(モンティ・ホールもんだい、英: Monty Hall problem)で明らかになる脳の偏向さ
- 脳が間違った選択をする理由
(1) 自分の選択に愛着を持つ
(2) すべての後悔が同じではないと考える
- 脳は状況変化を確率的に考えるのに弱いので、自分にとって不利な選択をよく行う。
- 脳の無意識的な判断を容易に信じないで、科学的マインドで絶えず質問をしなければならない

※損失回避(Loss Aversion)
人々は損失を避けるような意思決定を行う傾向が強いということである。
※ベイズの定理(Bayes’theorem)
ある事象に関連する可能性のある条件についての事前の知識に基づいて、その事象の確率を記述するものである。
自分が感じたことは...
このレッスンを聞いて、考えたよりも自分の脳が非常に非論理的で、無意識の影響をたくさん受けていることに気付きました。
自分がおかれた現実(現状況)を考え、物事を判断する時、
時も流れ、環境も変わった...このような外部からの情報更新速度よりも、
脳の認知度(ある選択に伴う成功可能性(成功確率度)に基づいた判断)が遅れている。これが一番改善すべきことかもしれません。
過去の経験、自分の脳に慣れ切った知識に留まらず、常に聞く耳をもって柔軟な心(脳)に役立つ知恵を選別して受ける訓練をしていきたいものです。