2007年に60歳となる団塊世代のサラリーマンにアンケート調査した「退職後のリアルライフII」(電通シニアプロジェクト)によれば、定年を迎える前年であっても、4割の人はまだ仕事や暮らし方を検討中です。前号では、リクルートワークス研究所 SPECIAL THEME 「人を活かす高年齢期就業へのヒント 2006年10月(1)」から、定年前に十分な準備をして、豊かで生きがいのある生活をおくる為の生涯生活設計(ライフ・マネジメントプラン)の必要性は認識されていても、定年後の生活はその直前まで具体的に計画するのが困難な事例をご紹介しました。
このような定年後の計画の難しさや、定年前に予測できないさまざまな変化が起こるという現実は、誰にも起こり得ます。前回に引き続き、キャリアステージ研究所代表の堀越弘氏の「キャリア環境変化対応性」という行動特性について、リクルートワークス研究所 SPECIAL THEME 「人を活かす高年齢期就業へのヒント 2006年10月(1)」から原文のままご紹介します。